2021.12.14(火)
今日の予定は、「堀兼神社~不老川沿いを歩き~七曲井」へ行きます。
一カ月前に行った「まいまいずのいど」の再確認、そして「としとらずがわ」と言われる不老川(ふろうがわ)がどんな川なのか歩いてみます。
*『まいまいず』とは『かたつむり』のことで、すり鉢状に掘った井戸を螺旋状の道から降りる状態が、かたつむりに似ていることから名付けられた。
10時25分入曽駅出発
現在の気温は5℃、今冬一番の冷え込みで寒い!歩き出して15分ほど経過した時、突然小さな氷の粒が腕に当たった。えっ! 雪? まだ歩き始めたばかりで少し動揺した。その後みぞれに変わり、昼頃には青空が現れた。なんとも目まぐるしく変わる天気だこと!
堀兼神社
1カ月前に来た時には、随身門は工事中でした。今日は屋根が新しく葺き替えられています
随身門
朱塗りの門に、屋根は銅色(あかがねいろ)胴葺き
堀兼之井(ほりがねのい) まいまいずのいど
「武蔵野の堀兼の井にあるものうれしく水に近づきけり」千載集、藤原俊成(1114~1204)にもあるように堀兼の井は古くから書物に現れ非常に有名なものです。しかし、武蔵野には、数多くの「堀兼の井」と称されるものがあったと推定され、この堀兼神社で境内にある「堀兼の井」が古くから言われている「堀兼の井」かどうかはわかりません。しかし、江戸時代から史跡として知られている場所であったことは間違いなく、宝永戌子年(1708)の「堀兼の井」や、天保十三年(1842)の碑も存在しています。この井の形態や使用法は入曽の七曲井と同様と考えられ、昔は重要な役割を持っていたと思われます。
藤原俊成の唄のほかにもつぎのような歌もみられます。
「あさからす思へはこそほのめかせ 堀金の井のつつあしき身を」俊成集 源俊頼(1055~1129)
「くみてしる人もありなん自ずから 堀金の井のそこのこころを」山家集 西行法師(1118~1190)
「いまやわれ浅き心をわすれみす いつ堀兼の井の井筒なるらん」拾玉集 慈円(1155~1225)
「堀兼井」と彫られている
慶安年間に据えられ井噴
堀兼之井(ほりがねのい)
11月に来た時には井戸は枯れ葉に埋もれていたが、井戸の形が僅かに見える
さて、不老川へ向かいます
不老川と七曲井
七曲井(ななまがりのい)
七曲井(ななまがりのい) まいまいずのいど
右上に七曲道があるのですが、薄っすらわかる程度
11月に来た時には、
ハッキリと七曲り道がわかります。
草に覆われていたり、季節によって目立たない時期があるのかしれません。
10~11月頃がお勧めかも??
本日の散策は、これで終了!