シモバシラ(多年草) シソ科 シモバシラ属
2018年12月29日(土)
シモバシラは、9月~10月頃に白い花を咲かせます。そして冬になると、枯れた茎から地中の水分を吸い上げ、地上に放出することによって茎の周囲が凍ります。これが冬に咲くシモバシラの氷の花です。
今日の目的は,、高尾から陣馬間でのシモバシラの氷花(はな)の出来具合を確認すること。
9月。陣馬山付近で咲いていたシモバシラの花
9時5分【高尾山6号路】
高尾山山頂下「だれでもトイレ」前から6号路に向かう舗装道路の斜面
茎を中心に絹生地の横織り目のように凍っています。綺麗な霜柱です。
9時20分 【もみじ台巻き道】
奥高尾入口から一丁平方面へ向かう巻き道の左側斜面
このシモバシラも絹生地のような横縞模様。
そして中央が空洞になっていて壺のような形を作っています。
10時40分 【小仏城山下の巻き道】
小仏城山のトイレ脇を下り、左に入る巻き道
14時5分 【陣馬山から縦走路入口付近】
透きとおって少し溶け気味ではありますが、この時間まで残っているとは意外でした。4時を過ぎると徐々に日が暮れ、気温も更に下がってくることでしょう。もしかしたら、ここの場所は一日中シモバシラが見られるのかもしれません。
奥高尾入口から一丁平、小仏城山までは木の階段や整備され登山道がありますが、今回はシモバシラを探すため土の道を選んで巻き道や裏道を歩きました。
すると想像以上に多くの氷の花があることに気が付きました。巻き道の下り斜面などに、地面に接して、枯れた茎を巻いた小さな丸い霜柱がたくさん見られました。
氷の花はシモバシラが有名ですが、高尾に咲くシロヨメナも氷の花を作るそうです。縦走路にあった氷の花はシロヨメナも含まれているのかもしれません。それくらい、たくさんの氷の花があったのです。