「てんきとくらす」という天気予報のサイトがあります。ここのサイトは度々利用させていただいているのですが、二日前に確認した時には、「C」。登山に適しませんですって!ですが、山の天気は変わりやすいですからね。好転することを期待しましょう。
平成30年6月23日(土) 日光白根山(標高2,578m)
9時45分、丸沼高原センターハウスに到着。雨は降っていません。日光白根山ロープウェーで標高2,000mまで約15分、空中散歩します。全長2,500m、標高差600m。結構長い時間に感じました。
このゴンドラ、定員8名だそうですが「リュックがあるから5~6人がいいよ」と係員の方の配慮で、ゆったりと5人で乗り込みました。
少しガスが掛かっていますが、「登山に適しません」の予報のことを考えれば「眺望良し!」ですよね。
ロープウェーからの景色をもう一枚。
雲の上から山が見えます。まるで雲海のようで、キレイですね~!
ロープウェーを降りると目の前に、白根山が見えます。
あそこまで登るんだぁ・・近くに見えて、一歩一歩登ると思うと遠くも感じます。
コマクサ。
ロープウェー山頂駅前にコマクサがたくさん咲いています。可愛いですね。
二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)
山頂駅前の二荒山神社に安全祈願をしてからスタート。
白根山と鹿。ここから入ります。しっかりとカギを閉めて出発。
木の香りがして、爽やかな気分。森林浴しながら歩きます。
白根山への分岐。右に進みますがこの先、木の階段、根っこ、岩を登り、森林限界(お花畑)まで登りが続きます。左奥に標識がありますので、ちょっと見てみましょう。
分岐の標識ですが・・・まっすぐの道は「血の池地獄」ですって!
信仰登山のあった日光白根山。白根山登山で懺悔し、六根清浄(ろっこんしょうじょう)するということでしょうか。
ちなみに、高尾山薬王院にも六根清浄の石車があります。
登山途中、雲の切れ間から山が見えました。
ただ、これだけのことで気持ちが癒されます。
歩き始めてから1時間程で小雨が降り始めました。山の天気は変わりやすいですね。
ふと、後ろを振り返ると、綺麗な景色が目に入り暫し疲れも癒されます。
森林限界(お花畑)に到達すると視界が開けます。雨は降ったり止んだりですが風が強い。樹林帯を抜けたので風を遮る樹木が無くなったということですね。
下山してきた方が「この先、風と雨が強くで山頂まで行くのを諦めた」とのこと。どんだけ風雨が激しいんだろぉ~と、少し不安になった。
コヤマカタバミ
ここまでの登山道でも小さな高山植物がたくさん,咲いていましたが、ここのお花畑もいろいろな花が咲いています。癒されます。
イワカガミ
一面に咲くイワカガミ
ツカザクラ
山頂前のザレ場。ジャリと砂が混じったような土で、登りの傾斜も結構キツイ。一歩踏み出すと、ズザっと滑りなかなか前に進めない。
ひたすら登ります。
ここを登りきると、再度 急な岩場を下り、噴火口跡のような広場を抜け、山頂への最後の岩場を超えます。
写真がボケていますが、岩場の登り。雰囲気だけ感じてください。
山頂から。コバルトブルーの五色沼
山頂の三角点
日光白根山(奥白根)山頂 標高2,578m
標識が上下、ふたつあります。狭いのですぐに下山。
山頂にでる最後の岩場は、初心者(いつまで経っても初心者の域をでない)の私には恐怖(私、高所恐怖症なのです)。下を見たら吸い込まれてしまいそう・・・
急な斜面の下山道。暗い写真ですみません。
下山はずっと雨。強くもなく、小雨でもない。雨がザレの地面を湿らし、滑りが少し軽減されたかな。でも、やっぱり滑ります!
雨が降っても濃霧とはならず、景色は楽しめます。山歩きとしては悪い日ではありません。
ロープウェイ山頂駅前に到着
雨が降り出し、白根山に雲がかかってしまいました
ロープウェイ山頂駅到着
山麓駅まで降りてきました。
下山時のロープウェイは濃霧で真っ白。何も見えませんでした。
今日の天候としては、一番良い時間帯での登山であったと思います。
【 行 程 】
10:22 山麓駅ロープウェイ乗車
10:37 山頂駅到着
10:45 出発
12:45 森林限界(お花畑)着
13:40 白根山山頂
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・ この間、記録とれず
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15:55 山麓駅着
【 歩行 4時間45分 】